犬猫が好きな人も苦手な人も共存できる社会作りを!
世の中には犬猫が大好きな人だけではなく、様々な要因から「苦手」「嫌い」という人もたくさんいます。実際に保護活動を行っている中で、糞尿被害に困っている方、野良猫を保護してもらいたいがどこに連絡していいか分からないなどいろんなかたに出会いました。
そこで、保護活動だけではなく、啓蒙活動や自治体への働きかけ等々やるべきことが非常に多いと考えております。
生体販売を減らすための里親条件の緩和
現在保護団体で設けている「里親さんへの条件」がかなり厳しいと感じています。
当然ながら理由があるという事も理解していますがあまりにも厳しすぎると保護団体自身の首を締めることになります。
実際一律◯歳以上や単身者、仕事で長時間家を空ける方などでお断りされ、こちらに相談/里親希望をされる方が多いです。
譲渡対象とされる方も、先々産まれたお子さんが犬猫アレルギーだったり、仕事の都合で動物NGの家に引っ越すことになったりと様々な変化は当然あります。
その際はまず【困ったらこちらに一度戻してください】です。
今までの譲渡NG対象者に関する譲渡可否の詳細はこちら
老猫/人に伝染らない病気猫/五体満足ではない猫の活躍場所探し
当団体では、上記の猫ちゃんたちを積極的に受け入れています。
ところでペットセラピーって言葉を知っていますか?
一緒にいる犬猫によって癒やされ、生きるチカラが湧いてきたりという【人に対していい意味での変化を与えてくれる】というのがペットセラピーです。
極端な例であれば、
・ホームレスが多い場所に、更にたくさんの猫が捨てられている場所では、ホームレスの方が捨て猫に餌をちゃんと用意したいという気持ちから仕事を見つけた方がいる
・普段は車椅子生活なのだけれど、好きな犬猫と遊びたいという一心で体を動かせるようになる
など、動物が人に元気を与える可能性は計り知れないです。
そして里親(犬猫を飼う側)と犬猫のマッチングも非常に重要です。
本団体では飼い主の年齢と環境、犬猫の性格と年齢などを考慮し、
高齢者や独身者等含めて、人間と犬猫相互が幸せになれる環境と判断したら、
譲渡を行っております。
TNRではもう追いつかない
みなさんご存知ですか?これ以上野良猫が増えないようにと、
野良猫を捕獲し→避妊去勢手術することでこれ以上個体が増えない状態にし→元いた場所に戻す
TNR という活動が盛んです。
しかしTNRを行って元いた場所に戻っても、ご飯にありつけず再度捕獲器に入る野良猫が多いのです。
このため、wanyanc.(わにゃんく)ではTNRではなくTNF
野良猫を捕獲し→避妊去勢手術することでこれ以上個体が増えない状態にし→里親を探す(TNFのFはfind foster parents=里親探し)を推進するために活動しています。