
掲げる目標
私たち、
「ペット生涯ガイドwanyanc.」(わにゃんく)は、
ペットの生涯における
「伴走者」としての取り組みを行っています。
また人とペットお互いがより良い関わりを
構築するためのお手伝いをします。
犬猫が好き好きだけでは共生は成り立ちません。
今までの保護猫活動の中で、野良猫に餌やりをされる方が多いのですが、
残念ながら餌を入れた缶や発泡スチロールなどを放置していく方をたくさん見てきました。
しかし元々猫は嫌いではないので餌やりを容認していたご近所の方も、
それがゴミの放置と感じるようになり、
野良猫の存在を疎ましく感じるようになったなど
のお話もたくさん聞きました。
またもちろん夏場などは放置された餌に虫がたかり、
とてもじゃないけれど猫が食べれるご飯ではなくなったり、
ご飯を食べた野良猫が人の敷地に入って糞尿をするなどの被害が増えています。
また飼い猫と言いつつ外飼をしているため、ロードキル(交通事故)の危険性にさらしたり、
上記に書いたように他人の敷地で糞尿をするなどの問題も露呈してきました。
この事から、犬猫が家族の人(飼い方が適切ではない人も含まれる)、
犬猫は好きだけれど飼えないので餌やりをしている方、
犬猫が元々苦手だったり、
野良猫の糞尿被害に合っている方様々な方が同じ場所で暮らしています。
そうした様々な方の思いを知り、
お互いがお互いを考え、
どう動くべきかを知る/相談できる
環境作りと啓蒙活動
を積極的に進めます。
皆さんはブリーダーという職業の存在
をご存じですか?
ブリーダーとは本来「種の存続のため」という観点から「計画的に」繁殖行為を行わせるものです。
対象が犬猫の場合、当然母犬猫は良好な環境でストレス無く過ごし、また母体に無理のない範囲での繁殖にとどめます。
しかし現在は本来の意図とは全く別の「金稼ぎ」のためのブリーダーが増えています。
例えば…母犬猫は生後3か月~半年頃から妊娠が可能です。
そこから繁殖犬猫とされた子たちは
・生後半年で最初に入れたケージ(網の入れ物のようなもの)のまま、
母犬猫の体が大きくなろうがケージは変えてもらえないので、
自然とその母犬猫は常に首を下げてかがんで過ごす
・無計画に産ませて生態販売業者に売りつける
・生態販売業者で売れ残った犬猫は処分業者に引き渡される
・愛護法で1匹が子どもを生む数の上限を決めているにも関わらず、
母体は無視して無制限に繁殖させる
などなど挙げたらキリがないくらい悪徳ブリーダーが増えています。
(逆に言えばまともなブリーダーも危険視されてしまう)
例を挙げれば、猫で人気のスコティッシュフォールド。
軟骨異形成という病気のため耳が折れている子も多く、それが可愛いとどんどん繁殖させていますが、
残念ながらスコティッシュフォールドという猫ちゃん自体、軟骨異形成という遺伝子的な疾患を持っています。
このため「親父座り」や「香箱座り」は痛みを軽減するために本人たちが編み出した
「関節に負担をかけず座りやすい」形なのです。
なので、可愛い~ではなく
「痛みと戦っている子が量産されているんだ」
と見方を変えてあげてください。
それから、ご存じの方も多いと思いますが、現状の保護団体は
シニアNG、単身暮らしNG、カップルNG
などなど非常に条件が厳しいです。
そうなるとその方たちはどうするか?
生体販売店で犬猫をお金を出して「買う」のです。
当然生態販売業者は売ってしまったら後は知らない!のです。
となると当然飼育後の相談事もどこにすればいいのか…
また団体がOKとするファミリーでも
絶対に
離婚しませんか?
生まれた子供は
絶対に
犬猫アレルギー
はないですか?
犬猫が苦手な
高齢の両親と
同居はありませんか?
実は上記のような内容で家族にしていた犬猫が飼えなくなったという相談が非常に多いのです。
ならば最初からこちらがバックアップできる環境で保護犬猫を様々な方が家族に迎え入れる環境を作ることで
悪質なブリーダーの根絶
=
悪質な生態販売業者の根絶
を目指すほうが犬猫にとっても家族に迎える側としても健康的なのです。



1運動習慣の促進
・犬の散歩による運動習慣
・1人の生活では放棄しがちな作業も、犬猫に餌や水をあげる、食器を洗浄などのちょっとした運動が日常的に発生
2社会的孤立の解消
・犬の場合は毎日の散歩から同じ犬の飼い主同士のコミュニティが発生
・猫の飼い主に関しては、今後飼い主同士のコミュニティ作りで関係が生まれることによる孤立解消
・災害時などにおける共助の自然形成が可能
3心身機能の維持・回復など
・犬猫に話しかける事で、ストレス軽減やコミュニケーション能力の維持が可能
・「幸せホルモン」であるオキシトシンの分泌が活発になることで心身の痛みを和らげ、精神の安定化に繋がる
4生きがい
・子どもに向けるものと変わらないような愛情が発生することによる生きがいを見出し、「もっと元気で長生きしないと」という肯定的な気持ちが生じる
5生活リズムの維持
・決まった時間に散歩や餌をあげるなど、犬猫といることで規則正しい生活リズムを保つことができる
6認知症リスクの低下
・犬猫を飼っている人は飼っていない人に比べて認知症の発症リスクが4~5割低いことが示されている
(研究機関や対象者により多少の誤差あり)
遠距離に住んでいる親御さんを考えると上記のメリットは大きいと思うと同時に、
バックアップ体制も作っているので安心してご両親に犬猫を家族に迎えていただたけます。
※現在は猫ちゃんメインに行なっていますが、新たなシェルターが見つかり次第、
ワンちゃんの受け入れと活躍場所探しも行っていきます。
例えば老猫ちゃん、ほぼ横になってまったり、ご飯食べてまたまったり…
これって生活リズムが合えばシニアの人でも、
お仕事が忙しくて子猫ちゃんだと遊んであげる時間がない人でも十分家族に迎えられます。
猫に関しては猫エイズや猫白血病についてご心配される方が多数おられますが、
もし陰性の先住猫ちゃんがいる場合はこちらの記事をお読みいただければと思います。
また交通事故や虐待などで五体不満足になった猫ちゃんについて、最初はもちろんヒトを怖がることもあります。
痛い思いや怖い思いをすると人間も塞ぎ込んだり、極端な反応をしてしまったりという事と全く変わらないのです。
wanyanc.では、既に人馴れしている猫ちゃんが多いため、
先住猫ちゃんとwanyanc.のスタッフの関わりを見て、
「ヒトに甘えてもいいんだ!」や
「ここは安心して過ごせる場所なんだ」
と学びます。
併せて他の猫ちゃんとの関わりも増えることで社会性も学びます。
そして応援してくれたり助けてくれる人がいたから立ち直ったという人がいるように、
ワンちゃんも猫ちゃんも同じく、

その後新たな家族の元で幸せに過ごせる
=
これを見ている方がその家族になれるんだ
ということだけは知っていただきたいです。
